Formula Race

Formula Race News

第2戦 ツインリンクもてぎ レポートです!

5月22-23日栃木県のツインリンクもてぎで、フォーミュラ・ニッポン第2戦が開催されました。
ツインリンクもてぎは、フォーミュラ・ニッポンが開催されるサーキットの中では、最もブレーキに厳しいコースです。
という訳で、今回はブレーキダクトに焦点を当てたレポートをします!

写真


フォーミュラ・ニッポンは、昨年よりレギュレーションが変更されたため、ブレーキにとってはより厳しい条件が整ってしまいました。
その理由を挙げると・・・


1. ワンメイクのSWIFTシャーシは、以前のシャーシに比べてダウンフォースが増えたため、ラップタイムが速くなった。
2. 新しく開発されたエンジンのパワーが上がったため、ラップタイムが速くなった。
3. レギュレーションで車重が増えた。


つまり、クルマが速くて尚且つ重いという、ブレーキメーカーにとっては非常にキツい状況になってしまった訳です!



写真


SWIFTシャーシの開発テストは2008年から始まりましたが、当初はブレーキダクトによる冷却が足りず、 ディスクやパッドがすぐにオーバーヒートすることにより発生する"フェード現象"が頻発していました。
そこで、シャーシメーカーや開発チームが様々なタイプを試作し、コースの特性合わて冷却性能を調整出来るように バージョンアップされたブレーキダクトが、現在レースを走っている車両には装着されています。


しかし、このブレーキダクトは、冷却をすることを最優先に考えてデザインされた形状のため、ラップタイムに表れるほど空力面に 影響があるそうなのです。
そのため、各チームでは、


 ・もてぎはブレーキに厳しいから、最も冷却性能が良い大きいダクトを付ける
 ・鈴鹿は比較的ブレーキ温度が上がらないから、大きいダクトを外して最低限のものしか付けない


といったことを、ラップタイムとブレーキ冷却のバランスを考えながら行っています。

写真


今回のもてぎでは、練習走行の段階から各チームのタイム差が接近していたため、ブレーキが厳しいにも関わらず、 大きいダクトを外して予選タイムを少しで削る作戦を採ったチームもありました。


更にややこしい事に、今回はレースだけがウェットコンディションになりました。
雨が降ると、ドライでの走行よりも大幅にブレーキ温度が上がらなくなるため、適正な温度レンジでブレーキを使えるように、 ダクトにテープを貼って温度調節することもあります。
ということで、今回はエンジニアの方達が相当頭を悩ませられたレースだったのではないでしょうか。

写真 F3のレースはドライだったのですが・・・
写真 F3で使われているAPキャリパーです!
写真 こんなクルマも展示されていました。

ページトップへ

関連リンク

SUPER GT OFFICIAL WEBSITE
http://supergt.net/jp/

Formula NIPPON OFFICIAL WEBSITE
http://www.f-nippon.co.jp/fnap/app/NList_h.dll

全日本F3選手権 OFFICIAL WEBSITE
http://www.j-formula3.com/

FIA WTCC OFFICIAL WEBSITE
http://www.fiawtcc.jp/

BMW ALPINA B6 GT3
http://www.alpina-gt3.com/

ページトップへ